はじめに
「お金持ちになりたい」。そう思っている人は多いですが、実際に目標を紙に書き出している人はどれだけいるでしょうか?
ハーバード大学MBAコースで行われた有名な調査があります。マーク・マコーマックが学生に「明確な目標を書き、達成計画を立てているか」と質問したところ、「イエス」と答えたのはわずか3%。13%は「目標はあるが書き出していない」、残りの84%は「目標なし」でした。
10年後の追跡調査で判明したのは、驚くべき事実です。目標を書き出していた3%の学生たちは、残り97%の平均年収のなんと10倍を稼いでいたのです。
本記事では、書籍『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』をもとに、成功者だけが実践する「目標設定術」を解説します。
目標を「思う」と「誓う」の決定的な違い
世界的コーチのアンソニー・ロビンズはこう言います。
「思うのと誓うのでは、決定的な違いがある」
「億万長者になりたいな」——これは「思う」です。漠然としたイメージで、ふんわりした願望にすぎません。一方、「純資産1億円以上を目指す!」と「誓う」ことにすると、とたんに現実味を帯びてきます。
「誓う」ようになると、不思議なことに、目標を定めるときにより明確なビジョンを想定するように、脳の仕組み自体が生まれ変わるのです。
グランドフィナーレのための「中締め」戦略
大きな目標を立てたのはいいものの、いざ行動し始めるとゴールが途方もなく遠く感じて、挫折しそうになった経験はありませんか?
これを「中締め(なかじめ)」という考え方で解決します。
たとえば、オリンピックで金メダル獲得を目指すランナー。いきなり金メダルは遠すぎます。そこで「まずは11秒台前半を目指す」という小さな目標(中締め)を設定するのです。
これが達成できたら「次は11秒を切る」——こうして中締めをコツコツ積み上げていくと、「よし、もう一丁がんばるか」とモチベーションが自然と回復します。
リチャード・ブランソンの「1ドル」目標術
ヴァージン・グループの総帥リチャード・ブランソンは、記者から「起業資金として1ドル受け取ったらどう使う?」と聞かれてこう答えました。
「その時点で有名なら、1ドル札にサインして1枚2ドルで売る。2ドルを受け取ったら、それにまたサインして8ドルで売る」
これはまさに小さな目標をコツコツ積み上げる「中締め」の論理そのものです。やがて膨らんだ資金を元手に、もっと効率的な事業に投資すれば、ミリオンダラーまで成長する——。大きな夢も、分解すれば手が届く目標になるのです。
まとめ:今日からできる3つの目標設定
- 目標を紙に書く——3%の成功者に入るための最初の一歩です。
- 「思う」を「誓う」に変える——具体的な数字を入れて、現実味を持たせましょう。
- 「中締め」を設定する——大きな目標を小さく分解し、達成感を積み重ねてください。
ジェイ・エイブラハムは「知らない単語を毎日5つだけ覚える」ことから、世界的に評価される言語表現能力を手に入れました。あなたも今日から、小さな一歩を始めてみませんか。
